佐久間製菓が2023年1月20日をもって廃業することを発表しました。
佐久間製菓といえば、映画「火垂るの墓」にも登場するサクマ式ドロップスが長く愛されていますよね。
サクマ式ドロップスとよく似ているキャンディ、緑缶の「サクマドロップス」とは、何が違うのでしょうか?
この記事を読まれている方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

赤缶と緑缶のドロップスって、何が違うの?
佐久間製菓とサクマ製菓はどういう関係?
- 佐久間製菓とサクマ製菓の関係性について
- サクマ式ドロップスとサクマドロップスの違いとは
共にドロップスを製造している佐久間製菓とサクマ製菓の、気になる関係性について調査していきます!
佐久間製菓とサクマ製菓の違いは?似ているけど別会社!
サクマ式ドロップスを製造する佐久間製菓が、2023年1月20日に廃業することになりました。
映画「火垂るの墓」にも登場した赤い缶入りのキャンディー「サクマ式ドロップス」を製造・販売する佐久間製菓が2023年1月20日に廃業することが決まりました。 pic.twitter.com/54bnMEmhAh
— 極上のスイーツ (@sweetroad5) November 9, 2022
サクマ式ドロップスといえば、映画「火垂るの墓」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか^^
大人から子供まで、長く愛されてきたお菓子ですよね。
佐久間製菓と同じ名前の「サクマ製菓」というキャンディの製造会社がありますが、同じ会社なのでしょうか?
佐久間製菓とサクマ製菓は、
全く別の会社
になります!
佐久間製菓が製造販売するキャンディ
‥赤い缶の「サクマ式ドロップス」
ですが、
サクマ製菓が製造販売するキャンディ
‥緑の缶の「サクマドロップス」
と言います。
今回廃業したのは「サクマ式ドロップスの佐久間製菓」であって、「サクマドロップスのサクマ製菓」は廃業していない。
— petrovich (@petro_vich) November 9, 2022
佐久間製菓―サクマ式ドロップス(Sakuma’s Drops)―赤い缶―本社池袋―『火垂るの墓』とコラボ
サクマ製菓―サクマドロップス(Sakuma Drops)―緑の缶―本社目黒―『鬼滅の刃』とコラボ pic.twitter.com/rrM32MwCzX
会社の名前も、商品の名前やデザインもかなり似ていますが、2つは別会社なんですね。
佐久間製菓とサクマ製菓の関係性は?過去に裁判沙汰あり?
サクマ式ドロップスを製造販売する佐久間製菓が、2023年1月20日に廃業することになりました。
佐久間製菓は、サクマ式ドロップスと似た商品の「サクマドロップス」を製造するサクマ製菓とは、全くの別会社です!
今回の佐久間製菓の廃業について、サクマ製菓への影響はないようですね。
この度は、佐久間製菓様の廃業について、多くのお問合せを頂いておりますが、弊社の営業や生産は従来通り続けてまいります。社名や商品名が似ているため、お客様に混乱を与えてしまっているかと思いますが、引き続き精進して参りますので、何卒変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。
— サクマ製菓【公式】 (@sakuma_seika) November 9, 2022
別の会社といえど、社名や商品名がこれだけ似ているとなると、一体どんな関係なのか気になりますよね?
佐久間製菓とサクマ製菓は、
全身会社が同じ
なんです!
2つの会社は、どちらも
「旧・佐久間製菓株式会社」
が全身企業となります。
旧・佐久間製菓会社は、1904年にドロップスを製造・販売していましたが、太平洋戦争の影響により廃業してしまったんですね。
そしてその後、
1948年‥
同社の番頭が「佐久間製菓」を設立
1949年‥
同社社長の息子が「サクマ製菓」を設立
となったようです。
もともとは同じ会社の関係者が、戦後それぞれに別の会社を復興し、似たような商品を販売したということですね!
佐久間製菓とサクマ製菓は、サクマ式ドロップスの商標を巡り、過去に裁判を行っています。
裁判の結果、佐久間製菓が「サクマ式ドロップス」の商標を獲得しました!
裁判に負けたサクマ製菓は、社名を名乗ることが認められ「サクマドロップス」として、販売することになったんです。
サクマ式ドロップスとサクマドロップスの違いや見分け方
サクマ式ドロップスを製造販売する佐久間製菓が、2023年1月20日に廃業することになりました。
「サクマ式ドロップス」は、別会社のサクマ製菓が製造販売する「サクマドロップス」とかなり似ています。
一体どこが違うのでしょうか?
2つのドロップスの見分け方は、
です!
【サクマ式ドロップス】
赤色の缶
少し粉っぽい見た目
に対し、
【サクマドロップス】
緑色の缶
透明感がある見た目
が特徴となっています♪
フレーバーはどちらも8種類で、
そのうち2種類だけが違う味なんですね!
イチゴ
レモン
オレンジ
リンゴ
パイン
ハッカ
チョコ
ブドウ
イチゴ
レモン
オレンジ
リンゴ
パイン
ハッカ
スモモ
メロン
の8種類になっています^^
まとめ
サクマ式ドロップスを製造する佐久間製菓が、2023年1月20日に廃業することになりました。
佐久間製菓と、サクマドロップスを製造販売するサクマ製菓の関係性について、まとめてみました!
佐久間製菓とサクマ製菓は、もともと「旧・佐久間製菓株式会社」が全身企業なんですね。
旧・佐久間製菓株式会社が廃業となった後、同社の番頭が佐久間製菓を、同社社長の息子がサクマ製菓を、それぞれ設立しました。
2社は「サクマ式ドロップス」の商標を巡り裁判を行った結果、佐久間製菓がサクマ式ドロップスの商標を獲得したんですね。
「サクマ式ドロップス」と「サクマドロップス」は、缶の色・キャンディの見た目・フレーバーで見分けることができます。
赤い缶で少し粉っぽい見た目が
サクマ式ドロップス。
緑の缶で透明感のある見た目が
サクマドロップス。
そして、それぞれ8種類のフレーバーのうち、サクマ式ドロップスはチョコ・ブドウがあり、サクマドロップスはスモモ・メロンがあります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。